こんにちは、アイデミー のDAIです。 今回は、弊社技術顧問であり、機械学習エンジニアである、木村にインタビューをしましたので、その内容を記事にしました。
木村 優志: Convergence Lab. 代表。博士(工学)大手通信キャリアの音声認識システムや大手AIベンダの自然言語処理を用いたAI開発に携わる。アイデミー技術顧問KERNRL 初期メンバー
インタビュー
DAI:企業のAI案件の要望としては、どのようなものが多いのでしょうか?
木村:守秘義務が多いので、具体的なことはお話しできませんが、概要だけ。画像系、音声、言語系の案件が主にあるのですが、印象としては画像系が多いと思います。その次に自然言語処理系ですね。音声系の案件は仕事が少ないと思います。画像認識は、物体検出が多いです。
DAI:なるほど、企業側ではどういう課題感を持って、案件を発注してくることが多いのでしょうか?
木村:人力でやっているのを機械でやりたいという案件が多いですね。
DAI: どのようなスキルセットを持つと、AI案件に携われるのでしょうか?
木村:実績がほとんどですね。正直、企業側もスキルで判断できないんですよね。機械学習エンジニアそのものが少ないので。なので、もし機械学習エンジニアとして案件を受注するには、実績がないかぎり、難しいです。なのでいきなりフリーランス等でやるのは無理ですね。
DAI:なるほど、狭き門ですね。実績がないとなれないですが、それ以外に未経験から機械学習エンジニアになる方法はないでしょうか。
木村:実績がなくても機械学習案件に関わるのであれば、ポテンシャル採用で機械学習エンジニアとして採用してもらうのがよいでしょう。しっかりとKaggleやらGithubなどでコードで成果物を作って、自分の学習意欲をしっかりとアピールしていくことが必要です。また、今、機械学習エンジニアを採用するプラットフォームがほとんどないので、普通のエージェントをつかっていても採用されることはありません。自分から積極的にチャンスを掴みに行かないとダメですね。 また、機械学習エンジニアとしてではなく、AIの素養があるビジネスパーソンも非常に重要かと思われます。例えば、AIの技術がわかっていて、営業ができる人は少ないです。そういう人材は、各社が自分で育てているイメージですね。なので、そういう人材としてアピールしていくのもよいかと思います。
DAI:以前Aidemy Premiumを受講されたjack nightmareさんは、「機械学習 セミナー」で検索して、そのセミナーで自分をアピールしたとおっしゃっていましたし、寺田優也さんはLinkedin経由でエージェントにアプローチしていったと聞きました。学習意欲がわかるポテンシャルと、行動力が大事なんですね。そういう会社を見つけて入社する方法って、どうやればいいんでしょうか。 blog.aidemy.net blog.aidemy.net
木村:ん〜そうですねぇ。SNSなどで機械学習エンジニアに直接連絡取ってみるのがよいのではないでしょうかね。相手にもWinな形で出会うことができれば、もしかしたらチャンスがあるかもしれないですね。そういうところで、すでに機械学習ができる人のもとに弟子入りするのがよいと思いますよ!
DAI:なるほど、ありがとうございました!