*こちらの記事は、6月11日に送信されたメルマガの内容を含みます。
こんにちは、アイデミーの佐藤です。
空を見ると入道雲も出現し、いよいよ夏という実感が湧いてきますね。
夏がくると焦燥感に駆られるは、私だけでしょうか。
夏を無為に過ごさないためにも、早速今日も新しい知識を吸収していきましょう!
今日はAIに関する重要ワード「シンギュラリティ」についてです。
シンギュラリティとは?
AIや機械学習に興味のあるみなさんであれば、このシンギュラリティという言葉を耳にしたこともあるかもしれません。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、AIが人類の知能を超え、AI自ら人間よりも賢い知能を生み出すことができるようになる時点のことを指します。本来のsingularityという言葉は単に「特異点」「独自性」といった意味ですが、近年は「技術的特異点」という意味で使われることも増えてきています。
シンギュラリティという概念は、人工知能研究の権威であるレイ・カーツワイル氏が2005年に提唱したことから始まりました。
日本では、ソフトバンクの孫正義氏が2016年に行った株主総会で「シンギュラリティがやってくる中で、もう少しやり残したことがあるという欲が出てきた」と語ったことから急速に広まったと言われています。
シンギュラリティに到達するとどう変わる?
カーツワイル氏は、2029年にはAIが人間並みの知能を備え、2045年にはシンギュラリティに到達すると予想しています。そのため、シンギュラリティによる影響や変化は、2045年問題とも呼ばれています。
2045年問題についてのコチラの記事をご覧ください。
シンギュラリティが実際に起こったとき、私たちの生活に及ぼす影響は大きく分けると以下の2つが考えられます。
- 雇用の変化
- 物価の変動
まず雇用の変化では、AIに交代できる仕事がなくなり新たな仕事が生み出されます。例えば工場作業などの単純作業や、過去の判例を探す弁護士の仕事の一部も代替されるかもしれません。その一方で、データマネージャーやAI開発者などの仕事が増えていくと考えられます。
そして物価の変動では、単純作業における人間の人件費が削減できることから物価が下がるとされています。
このように、シンギュラリティは今後の我々の生活に大きな影響を及ぼす問題です。
研究者によってはシンギュラリティは実現しないという意見もあるので、今後も研究の動向に注意が必要ですね。
先に述べた2045年問題を始め、シンギュラリティを取り巻く議論には様々な話題がありますので、是非みなさんも調べてみてくださいね!
いかがでしたでしょうか?最後までご覧くださりありがとうございました。
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