顔認証AIの仕組み、知っていますか?

*こちらの記事は、8月27日に送信されたメルマガの内容を含みます。

みなさんこんにちは、アイデミーの佐藤です!

2020年、スマートフォンや空港などで顔認証技術が使われることもメジャーになってきましたね。今年に入ってからはマスクをしたままでも顔認証ロックを解除する方法を考え出す人が出てくるなど、その仕組みにも注目が集まっています。

そこで、今回はAIを使った顔認証の仕組みについてご紹介いたします。

既存の技術の仕組みを理解することで、今後自身でシステムを開発に取り掛かる際の大きな手がかりとなりますよ。身近な技術の仕組みについて、その都度理解していくことをおすすめします!

まずは顔を検出

ここでは、スマートフォンの顔認証について考えてみましょう。
まずは、顔認証の際にカメラに映し出された範囲から「顔」を見つけなければなりません。

そこで、コンピューターは明暗などから顔が写っている部分を特定します。
例えば「鼻筋が明るく目のあたりが暗い」など、あらかじめ学習している人間の顔の特徴をもとに顔を検出するということです。

顔ランドマークで顔をデータ化

顔が検出できたら、次は顔の各箇所を点で把握していきます。
ここでは、検出された目や口、眉毛などについてコンピューターが点で印をつけるように把握をします。目頭や目尻、輪郭、唇の両端など各パーツの目印となるポイントが「顔ランドマーク」として認識され、それぞれのポイントに数字やアルファベットで名前が振られます。

これで、顔が数値データとなり、これらの点の距離や位置がその人の顔のデータとなるのです。画像からこのデータを作り出す過程を「顔の埋め込み」と呼びますが、コンピューターに事前に何度も様々な顔をデータ化する訓練をさせておくことで、初めて見る顔でも正確な埋め込みが可能になります。

顔の登録完了、あとは認証のたびデータと照らし合わせる

顔データができたら、顔の登録は完了です。
その後認証の際にカメラで顔を写すと、事前に登録された顔ランドマークのデータと照らし合わせ、同一人物であるか判別するという作業が行われます。

【AI情報基本の“き”】

顔認識は以上のようなステップをとって、実現されています。

実は同じAI顔認証でも、顔の埋め込みの際には「決定論的顔埋め込み」(今回ご紹介したのはこちらです!)の他新たに「確率論的顔埋め込み」という手法も発表されており、年々開発が進んでいる分野となっています。

これら2つの手法について興味のある方は、以下のサイトも参考にしてみてくださいね。

LIONBRIDGE 「顔認証AIの仕組みを解説」

また、今回は分かりやすいよう2次元顔認識について説明しましたが、今後は3次元での顔認識が主流になると言われています。知れば知るほど奥の深い分野ですので、是非みなさんも仕組みを理解して今後の参考にしてみてくださいね。

ちなみに、顔認証や画像認識について学びたいとお考えの方にはAidemy Premium PlanのAIアプリ開発コースがオススメです!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

*こちらの記事は、8月27日に送信されたメルマガの内容を含みます。

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