高校や大学で「卒業制作」を経験したことがある方は少なくないのではないでしょうか。
プログラミングスクールにおいても卒業制作にあたるものがあり、プログラミングの基礎知識だけにとどまらず、制作を通して「アイディアを形にする経験」を学んでいきます。
そんな卒業制作の成果で競い合うコンテストがあるのをご存知でしょうか。それが今回ご紹介する、複数のプログラミングスクールによる合同ポートフォリオコンテスト「editch」です。
今回で3回目を迎えるこのコンテストでは、オンラインで出場者が自身の卒業制作(ポートフォリオ)をプレゼンし、実用性・技術力・アイディア・プレゼンの評価観点で審査が行われます。そして、総合的に優れた作品が表彰されるというものです。
自分のアイディアを自分の手で形にして、プレゼンで多くの視聴者を興奮させるーープログラミング学習をしている方の晴れ舞台となるコンテストコンテストの様子をお伝えします。
目次
発表されるのは、まだ世にない無二のアイディア
プログラミングを学習する際の制作課題には、「〇〇のクローンアプリをつくってみよう」といった、既に存在する有名アプリケーションのクローンを作るようなものがよくあります。
しかし、editch出場者の作品は完全オリジナル。当然ですが、既存アプリのクローンなどではありません。
アイディアの種は「友達の結婚祝いに、何をプレゼントすればよいのかわからない」「作業を速くするためのショートカットキーが、なかなか覚えられない」といった、出場者自身が実際に悩んでいる課題です。
それを解決するために考えた、まさに唯一無二のアイディアが次々と発表されるのです。
自分自身の課題を解決するアイディアだからこそ出場者のプレゼンには熱がこもり、審査員や視聴者にも伝播していきます。プログラミングは自分の手で自分のアイディアを実現できる有用な手段であることを再認識させられます。
アイディアさえあれば制限なんてない!
4月に開催された「editch vol.3」出場者の作品は、「おすすめの結婚祝いを見つけることができるWebアプリ」から、「大人気スマホアプリの口コミを自動収集して分析した」ものまで多様。使われている技術も多岐にわたります。
自分のアイディアを実現するために、使える技術は全て使う。出場者からは「技術的な制約があるから、このアイディアは実現できない……」などという意識は全く感じられず、アイディアを形にすることへのストイックさが表れていました。
プログラミングを勉強し始めて数ヶ月の方でも、ここまでの実装力をつけられるのです。アイディアさえあればプログラミングに制限なんてないんだと思わせてくれました。
成長性は無限大!フィードバックが糧になる
作品の発表後には、すべての発表者に対して審査員からのフィードバックが行われました。技術的なことからビジネス的なことまで、また、リリースまで視野に入れた上でのサービス改善にまつわるアドバイスなど、非常に実用的なフィードバックが行われていました。
いち視聴者として「この発表はすごいなあ!」と感心させられた作品に対しても多くのフィードバックが行われ、アドバイスをもらった出場者の方は、素直にアドバイスを受け入れていました。フィードバックを元に改善を加えることで、作品も出場者の方もさらに成長するのでしょう。成長性は無限大です。
【出場者インタビュー】島木さん「良い経験になった」
ここからは、出場者の島木さんへのインタビューをお届けします。
ーープログラミングスクールの受講期間終了直前にコンテスト募集の話を耳にしたかと思うのですが、出場を決意したきっかけは何だったのでしょうか?
editchはプログラミングスクールの成果物を発表するコンテストだったからです。ちょうど成果物を作っている段階で出場することになったので、「それを発表に使えばいいや」という気楽な気持ちでいました。
あとは、僕と同じようにプログラミングを学んだ人と繋がりを持っておきたいと思い、出場するに至りました。
ーー実際に出場してみていかがでしたか?
自分の発表したものについて、審査員の方からいただけたフィードバックは非常に勉強になりました。また、僕以外の発表者の方たちの成果物について、どのような考えで作っていったのか、そのプロセスを知ることができたのも、大変学ぶところが多かったですね。
ーーこれまでも講師の方にフィードバックいただくことはあったと思うのですが、コンテストでのフィードバックとの違いはありましたか?
より実務に近いアドバイスをいただけたことですね。これはコンテストに出て良かったな、と思ったところの一つです。実務としてクライアントやユーザーにどのように価値を提供していくか、それを深く考えることは、スクールの課題をこなしていくだけでは経験できなかったと思います。
ーー出場前に期待していた、プログラミングを学ぶ人との横の繋がりは持てましたか?
繋がりはできました。将来の種まきをしておきたかったんですよね。僕のことを「自然言語処理を使ってテキストマイニングしていた人がコンテストに出てたな」と覚えてもらうことで、類似の案件があった際に紹介してもらえるかな、と思って。人脈で獲得できる案件もあるので、将来の自分への「投資」です。
ーーだいぶしたたかですね(笑)。インタビューにご協力いただきありがとうございました!
プログラミングって楽しい!
コンテストを通して、プログラミングの楽しさを実感することができるイベントでした。プログラミングに興味はあるけれど、始めることにまだ迷っている方は、こういったイベントを観覧したり、実際に卒業生の制作物を見てみたりするのがおすすめです。きっと、プログラミングを始めるためのモチベーションを高めるきっかけになるでしょう。
ちなみに、インタビューにお答えいただいた島木さんは、今回のeditch vol.3にて審査員2名から審査員賞を受賞しました。島木さんはAidemy Premium Planの卒業生で、文系出身かつプログラミング未経験から「自然言語処理講座」を受講し、たった3ヶ月でコンテストで受賞できるほどの実力を身に付けました。
▼Aidemy Premium Plan「自然言語処理講座」卒業生の島木さんの発表はこちら
▼各賞の結果はこちら
https://note.com/d_biz_share/n/nb4803a8caff9
Aidemy Premium Planでは「自然言語処理講座」の他にも、実践的なAIスキルを身に付けられる講座をご用意しています。無料でオンライン相談会を実施していますので、ご興味のある方はぜひ一度相談会へ参加してみてください。